2026年に開催されるアジア競技大会・アジアパラ競技大会において、日本ガイシアリーナでは、アジア競技大会の水球とアジアパラ競技大会の競泳が行われます。
そのうち、水球においてはまだまだどのようなスポーツなのか知っている方も多くないと思います。そこで今回は、水球のルール等を簡単にご紹介します。
水球は、長さ30(女子25)メートル・幅20メートルのコートで、水深2メートル以上のプールで行われ、選手は試合中ずっと底に脚をつけずにプレーします。1チーム7人(ゴールキーパー1人、フィールドプレーヤー6人)で行われ、相手のゴールにボールを投げ入れて得点を競い合います。ゴールキーパー以外の選手は片手でボールを扱うことが基本です。
試合は4ピリオド制(各ピリオド8分間)で、各ピリオドの開始時に選手たちはそれぞれのゴールラインに並び、開始の合図でコートのセンターに浮かべられたボールに向かって泳ぎ、先にボールを取ったチームが攻撃側となります。攻撃側は28秒以内にシュートを打たなければなりません。交代は、試合中なら何度でも可能です。
<ピリオド開始時の様子>
反則は、オーディナリーファールは軽い反則で、フリースローで試合が再開されます。エクスクリュージョンファールやペナルティファールは故意的な妨害などの重い反則で、退水処分(20秒間、一時的に退場)や、場合によっては永久退場となります。
水球は、試合中常に水中で泳ぎ続けなければなりません。そして、ボールを追いかける泳力、ボールを片手で扱う技術、パスをする戦略、シュート時のゴールキーパーとの駆け引き等、あらゆる運動要素を兼ね備えたスポーツです。何よりも、選手同士が激しくボールを取り合うシーンは水中の格闘技とも言われ、この競技の醍醐味のひとつと言えます。
冒頭でお伝えしたように、日本ガイシアリーナでは、2026年にアジア競技大会の水球、アジアパラ競技大会の競泳が行われます。また、その大会の前にも水球の日本選手権が開催予定となっております。是非、観覧にお越しいただき醍醐味を味わってください。
参考文献:第101回日本選手権水泳競技大会水球競技プログラムより引用