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日本ガイシ スポーツプラザ ガイシアリーナ

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日本ガイシアリーナ 「思い出の大会・イベント」シリーズ PART4

「ショートトラック ハイブリッドシステム」

この一言で何の事かわかってしまう方は、そんなに多くいらっしゃらないと思います。大会やイベントではありませんが、この「ハイブリッドシステム」は日本ガイシアリーナの歴史の中でも、大きな功績と言えるものなので、過去の大会を取り上げながらご説明します。

まず、「ショートトラック」とは。スピードスケートの種目のひとつで、1周111.12mという小さなトラックを猛スピードで滑走するスケートの競技です。コーナーが小さいので、体を大きく傾けて氷の表面に手を付きながら高速で抜けて行くスピードとダイナミックさが魅力です。また、複数の選手が同時に滑るので、接触や転倒がありますが、これもこの種目の醍醐味なのです。

   

トラックの周りには、怪我防止のためにセイフティマットという防護マットが設置してありますが、それでも転倒して猛スピードでマットに激突すると、その外側にある頑丈なフェンスの衝撃で骨折してしまうケースもあるようです。

そこで「ハイブリッドシステム」の登場です。これは、選手が最も転倒しやすい2箇所のフェンスを撤去することで、より衝撃を軽減するものなのです。これによって、転倒して衝突してもフェンスがないのでマットのみに衝撃が吸収されて怪我の発生を防ぐ事ができるのです。

ショートトラックハイブリッドシステム図のサムネイル ☚ここをクリック

日本ガイシアリーナでは、この「ハイブリッドシステム」を使用した大会を3回開催しています。1回目は、「第40回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会」(2017年)、2回目は「2019/20 ISUワールドカップショートトラック名古屋大会」(2019年)、3回目は「2021/22 ISUワールドカップショートトラック名古屋大会」(2021年)です。

1回目は、大会開催間際に「ハイブリッドシステム」の使用が決まりました。この時が初めての試みであり、その年のスケートリンクが既にオープンしていたため、フェンスを取り除く工事は緊急を要しました。しかし、短い期間で何とか工事を終了させ、国内屋内リンクでは初の「ハイブリッドシステム」が誕生しました🎉そして大会は見事に成功することができました。しかも、これが功を奏して上述の「ワールドカップショートトラック」の誘致・開催に繋がりました。

              表のサムネイル

この「ハイブリッドシステム」のリンクの工事は、「フェンス取り外し」→「コーナー板張り」→「コーナービニルシート張り」→「マット搬入」等の工程を経て完成します。

    

   

大まかにご紹介しましたが、まだまだ細かい工程はあります。もちろん、一日や二日でできるものではありません。大会等のスケジュールによっては、工事期間が短くなり昼夜通しての作業となった事もありました。こうして「ハイブリッドシステム」の大会が開催できるのも、工事の作業員さんの皆さんの努力があってからこそなのです。毎日汗水たらしての作業には本当に感謝しております。

現在国内では数少ない屋内リンクでの「ハイブリッドシステム」が設置可能な日本ガイシアリーナ。今後もハイレベルな大会を開催すると思います。その時は是非観覧にお越しください。