先日、中学生くらいの女子三人組が、「鳥が下に落ちて、動けなくなっている。」
と事務所に言いに来てくれました。すぐに行ってみると、建物を出たすぐのところに、
小さな灰色の鳥がぴくぴくと地面に横たわっていました。
彼女たちはすでに、スマホでどうしたらよいかを調べていて、箱に入れたほうがいい
とか、素手で触らないとか、いろいろ教えてくれました。
結局、スポイトでくちばしを湿らせると、急に羽をばたつかせ、元気よく飛んで行きました。
彼女たちは歓声を上げ、とても嬉しそうでした。大げさかもしれませんが、自分たちにできる
ことをやろうとする彼女たちの姿は頼もしく見えました。