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青少年交流プラザ

青少年交流プラザ 施設ブログ

事業報告と月食と天王星食

日頃は名古屋市青少年交流プラザ[ユースクエア]をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
 先日の10月29日(土曜日)に、青少年宿泊センター(青少年交流プラザ分館)にて行なった事業「宿セン☆天文ゼミナール」は、晴天にも恵まれ大成功となりました。ギネスが認定した世界最大のプラネタリウムを有する名古屋市科学館の、学芸員の先生による「生」(なま)解説と、天文ボランティアの方々のサポートで、座学からマイ望遠鏡の製作、実際の屋外での観望まで体験いただける豪華版でした。自分たちで組立てた望遠鏡は、35倍の拡大率で、月のクレーターや木星の衛星の様子、土星の環も見ることが出来ました。ふだん科学館での観望会で使われている天体望遠鏡も持ち込まれ、木星表面の縞模様などもくっきりと観察することができました。

天文といえば、今月11月の8日(火曜日)の夜に、お月さまが地球の影にすっぽりと隠れる「皆既月食(かいきげっしょく)」が起こります。
地球の影にすっぽりと隠れるといっても、お月さまは真っ暗にはなりません。特に、影の端っこに近い時間帯では、地球の夕焼けの色を映して、オレンジがかった色でかすかに見ることができます。
肉眼で見て楽しむことができる現象です。ぜひ見てみてはいかがでしょうか。

クレジット:名古屋市科学館

名古屋市科学館の公式YouTubeチャンネルなどでもライブ配信を行なうそうです!

さらに、今回の皆既月食は、特別に珍しいことが起こります!
それは、お月さまが地球の影にすっぽりと入っている(皆既中の)まさにその間に、お月さまが天王星(てんのうせい・土星の一つ外側の惑星)を隠す「天王星食」という現象です。
天王星は、空が暗い場所でも、肉眼でやっと見える暗さなので、名古屋では光害のため肉眼で見ることはほぼ無理ですが、双眼鏡や望遠鏡を使って見ることが出来るでしょう。また、めったに見ることのない天王星を簡単に見れるチャンスとも言えます!
これがもし、お月さまが明るく光っている側に、天王星が隠されてゆくとしたら、お月さまが明るすぎて、隠されてゆく様子を見ることは困難ですが、今回はスゴ過ぎる!!皆既中のお月さまが暗~くなっているレアなタイミングで、ちょうどそれが起きるのです。しかも日本が夜のときに。次回、同じように月食(部分月食を含む)中に、惑星がお月さまに隠されるのは、地球全体でみても、84年後になるという、激激レア現象なのです。

クレジット:日本公開天文台協会JAPOS

月食の時刻は、日本のどこから見ても同じですが、天王星食の時刻は、地方によってだいぶ変わります。名古屋では、隠されてゆくのが11月8日20時34分32秒くらいから6秒ほどかけて、また、出てくるのが21時21分47秒くらいから7秒ほどかけてだそうです。双眼鏡・望遠鏡でチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

(リンク集)
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